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創造論と進化論の和解方案

決定論の悪を徹底的に糾弾した前回の準備作業を踏まえて、今回は最終的に創造論と進化論を和解させるための方案を冒頭の図を使って示す。ある対立が絶望的な矛盾と見えてしまう理由は、互いに両立不可能な絶対的誤謬を抱えているためであり、実際にはどちらにも真理部分はある。それがどちらも真理であるなら、それは必ず一段高い真理の裏表として両立可能であることが分かるはずである。
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決定論は西欧文明の病

前回、神が居るか居ないかではなく「正しい神観とは何か」が問題だと書いた。無神論者は「神は居ない」と言っている以上、当然「神とはいかなる存在であるか」を知らない。自分が何を否定しているのかも知らずに否定することはできない。
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自律と連帯こそ我々の目標

私は各人の生きる目的も各国家の存在目的も全く同じ「自律と連帯」であると考える。しかるに恐らく誰も真の自律を達成できず、従って他者の自律の価値も理解できないために真の連帯が不可能になっている。国家においても真に自律した国家が一つも存在せず、従って他国の自律も尊重できず真の連帯ができない。
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ごぼうの党とは何なのか?

9月25日に、ごぼうの党の奥野氏がメイウェザーに渡すはずの花束を投げ捨てるというとんでもない事件が起きた。彼が批判されるのは当然だが、参政党まで巻き添えをくらって同類扱いされてしまっている現状に対し、本ブログとしても言うべきことは言わねばならない。そういうわけで、進化論批判の記事は一旦中断する。
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世界の合目的性の起源とは

現代の宇宙論と進化論の最大の疑問は「なぜ宇宙と生命はこれほど合目的的なのか?全てが余りにもうまく出来過ぎているのではないか?」という「合目的性の起源問題」である。宇宙論においては、約20個の物理定数が余りにも見事に微調整されており、それぞれの調整が1~数%でも狂えば我々は存在できなかったという「物理定数の微調整問題」が語られる
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最終解答は三段階進化論

前回までの説明で、私の進化論に対する最終解答を与える準備は整った。生物種の進化とは①先カンブリア時代における全種共通のハードウェア進化、②カンブリア大爆発以降の爆発的進化を準備するための潜在能力を蓄えた種毎専用のソフトウェア進化、③その見えない潜在能力を一気に現実化し目に見える各生物種の姿で次々と出現させた飛躍的進化、という三段階によって可能となったものである。
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エボデボ革命の真の意義

今回は、進化発生生物学(エボデボ)がミレニアム境界前後にもたらしたエボデボ革命と呼ばれる驚異的な知見の真の意義について述べる。それが前回述べた分子進化と表現型進化の橋渡し理論の最後の鍵を握るからである。
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分子進化と表現型進化の橋渡し

前回紹介した木村資生博士は、本来、ダーウィニズムの正しさを数学的に証明したいと願う強い想いから集団遺伝学を徹底的に研究したのである。その真摯な思索の果てに、これしか有り得ないと自信を持って完成した中立進化説は、彼が絶対的に信仰していた自然淘汰説を完全に否定するものであった。これは旧パラダイムに最も忠実に思索する者が、それを破壊する新パラダイムの創始者となるという最良の例である
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中立進化説の正しい理解

現代人は、ヒトとチンパンジーが共通の先祖から約500万年前に分岐したということをゲノム比較から知ることができる。ここで使われている「分子時計」という技術は中立進化説(中立説とも呼ぶ)の応用であるから、中立説は既に確立した真理として認められているのだ。しかるに、中立説の存在も、中立説が自然淘汰説を完全に否定したという事実も、一般に全く知られていない(というより意図的に隠蔽されている)。
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進化論の誤りは経験論の誤り

次回から詳細な進化論批判に入る前に、進化論の誤りの本質をその経験論的大前提の誤りとして理解する認識論批判が不可欠と考える。全ての能力は、経験的に獲得したものではなく、初めから持っていた潜在能力の発露なのである。AIが神になれない根源的理由は、真理認識能力が人間のみが持つ霊性に依るもので、それがAIには無いからである。また、サルがヒトになれない根源的理由は、言語能力がヒトのみが持つ左脳に依るもので、それがサルには無いからである。
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