ごぼうの党とは何なのか?

9月25日に、ごぼうの党の奥野氏がメイウェザーに渡すはずの花束を投げ捨てるというとんでもない事件が起きた。彼が批判されるのは当然だが、参政党まで巻き添えをくらって同類扱いされてしまっている現状に対し、本ブログとしても言うべきことは言わねばならない。そういうわけで、進化論批判の記事は一旦中断する。この件について早々に意見を述べれば曲解の誹りを受けるだけの結果となるかもしれない。今回の記事はあくまで私の主観的直感で述べる話であって、誤解があったと思えばいつでも訂正する用意はある。しかし、とにかく感じている嫌悪感はどうしようもないので、言わせて頂く。

奥野氏の主張は参政党と重なる部分が多くて、私も「この人は正しいことを言っている」とは思うが、同時に言いようのない胡散臭さというものを払拭できなかった。先ず、話す裏情報が余りにも正確で、この人はなぜこんなに裏情報を知っているのか?という疑問が湧く。そもそも、主張は類似しているのに、なぜ参政党はあれだけの熱狂を巻き起こし200万票を超える支持を受けて議席を得たのに対して、ごぼうの党は泡沫的存在にとどまったのか?それは明らかに、神谷さんがどれだけ真摯な想いで命を懸けて闘っているか、彼の話を聞けば誰でも魂が震える想いで共感してしまう、その神谷さんの嘘偽りのない爽やかさに引き比べて、奥野氏の印象はただひたすら怪しいだけだからである。

ごぼうの党も参政党も一括りに「陰謀論者」と呼ばれる。この「陰謀論」という言葉は、実際に世界支配を企むグローバリストが、彼らの正体を暴こうとする反グローバリズム勢力に対して「陰謀論はデマ」というレッテルを貼り葬り去る狙いで発明したものである。だから「陰謀」という言葉を使えば使うほど「また陰謀論者がデマを撒き散らしている」というマスコミのネガティブキャンペーンに使われてしまう危険に留意する必要がある。そのため参政党は「陰謀」と言わず事実を事実として語るという配慮が見えるのに対して、奥野氏は陰謀を裏付ける裏情報を並べ立てて、絵に描いたような陰謀論を語る。

これはむしろ敵側の回し者ではないのか?という疑いを抱かざるを得ない。マスコミのネガキャンを助けるために、敢えて陰謀論を声高に叫びながら世論を敵に回すような活動をする人間が現れる危険性は常に警戒しなければならない。このようなことは香港でもアメリカでも起きている。香港で起きた民主化要求のデモが過激化した背景には、デモの評判を落とすために警官がデモ隊に紛れ込み、わざと暴れて火炎瓶を投げたという事実がある。アメリカでもトランプ支持者が連邦議会に乱入したと言われる事件で、真っ先に突入したのは極左ANTIFAのメンバーだった。中国共産党もアメリカの極左もグローバリストであり、このようなことは彼らの常套手段である。

グローバリストは自分たちの陰謀が暴かれ始めている状況を良く理解しているので、それならむしろ自分たちの方から反グローバリストを装って積極的に陰謀を暴露し、その後、世論を敵に回すような行動を敢えて取り、反グローバリズム勢力の評判を一挙に貶めるという常套手段を企んでいる。日本で今その役割を担っているのが奥野氏率いるごぼうの党ではないのか?と私は思うのである。彼がグローバリストの回し者であるなら、9.11とかタイタニック号の沈没とかの陰謀の背景を何でも良く知っているのは当然であり、知っている人にはとっくにバレている問題に限って、暴露を続けているのだろう。

そもそも、ごぼうの党はいつ現れたのか?と思って調べてみたら、何と選挙直前の6月らしい。余りにも唐突な出現で、昇り龍のように支持を集めていた参政党への緊急の対策として作られたとしか思えない。奥野氏の曽祖父がCIAエージェントと言われる吉田茂のフィクサーだという背景からもグローバリズムとの関連性が強く疑われるが、特に芸能界の人気者が支持者として贅沢に動員された状況が極めて怪しい。ボブ・サップを隣に従えた街頭演説の写真など、見え透く作り物感に背筋が寒くなる。グローバリストは陰謀論つぶしに躍起である。資金は無限にあるので、これからも何を仕掛けてくるか分からない。

しかし、たった一つ言えることは、このように愚かな陰謀論つぶしの陰謀を続ければ続けるほど、彼らは必ず自滅するということである。参政党のように全くのゼロから人々の魂に訴えかけて地道に展開した草の根運動なのか、ごぼうの党のように資金力にものを言わせて上から天下るように作られた運動なのか、本物と偽物の違いは見る目のある人間には必ず分かる。もちろん見る目のない人間も多く、参政党もごぼうの党も一緒くたにして陰謀論はデマだと叩き続ける愚かな世論が形成されかけているので、このような人々に対して参政党の立場を粘り強く説得し続ける決意を新たにしなければならない。

今、私が心配しているのは、主張が近いからといって今回の奥野氏の行為まで擁護しようとする参政党支持者の存在である。メイウェザーの評判が悪いからとか、RIZINの運営方針が気に入らないからとか言って奥野氏の行為は当然だと思うのは個人の勝手だが、参政党支持者でありながら奥野氏を擁護するということになると、参政党とごぼうの党が同類だという誤った印象を与えるだろう。このような自称参政党支持者の行動にも、現在の状況の文脈の中で考えると、何か裏があるのではないか?と勘繰りたくなってしまう。

このような状況を想うと、今まさに参政党に対して何かが仕掛けられ始めているのでは?と心配になっているのである。今、世界の反グローバリズム運動は確かに前に進んでいる。9月26日、イタリアではマスコミが「極右」と呼ぶナショナリスト政党FDIのメローニ党首がイタリア初の女性首相に就任する見通しとなった。フランスでも同様に「極右」と呼ばれるルペンの娘が次の選挙では勝つのではないかと言われている。反グローバリズムを掲げるナショナリストを「極右」と呼ぶのもマスコミのネガキャンの一つであるが、正義は必ず勝つのであって、ナショナリズムという世界の趨勢は止められない。

10月の中国共産党大会、11月のアメリカ中間選挙と、世界の命運を決する時が近づいてきている。それは同時に日本の最大の危機を迎える時でもある。参政党は日本のたった一つの希望であり、我々は何としてもこの運動を支えていかねばならない。悪は必ず自滅し、正義は必ず勝つという確信を持って、この時を乗り越えて行こう。

東工大電子工学科卒、電気工学修士取得
米国の神学校に留学、宗教教育修士取得

政教分離は西欧の特殊事情によるもので、
もちろん、カルトは排除されるべきだが、
政治には健全な宗教性が絶対必要である。

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